Homebridgeのインストールと設定メモ【Raspberry Pi / Linux対応】
Homebridgeとは
Homebridgeは、Apple HomeKit非対応のスマート家電をiPhoneの「ホーム」アプリやSiriから操作できるようにするオープンソースのブリッジソフトウェアです。
対応プラグインを追加することで、HomeKit非対応のデバイスもホームアプリに統合できます。
インストール方法
方法1:Raspberry Pi Imagerを使う(推奨)
Raspberry Piへの専用イメージを書き込む方法が最も簡単です。 Raspberry Pi Imagerで「Other specific purpose OS」→「Home assistants and home automation」→「Homebridge」を選択してSDカードに書き込みます。
方法2:既存のLinux環境にインストールする
既存のRaspberry Pi OSやUbuntuにインストールする場合は以下の手順で行います。
# リポジトリのGPGキーを追加
curl -sSfL https://repo.homebridge.io/KEY.gpg | sudo gpg --dearmor | sudo tee /usr/share/keyrings/homebridge.gpg > /dev/null
# Homebridgeリポジトリを追加
echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/homebridge.gpg] https://repo.homebridge.io stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/homebridge.list > /dev/null
# インストール
sudo apt-get update
sudo apt-get install homebridge
管理画面へのアクセス
インストール完了後、ブラウザから管理画面にアクセスできます。
http://<RaspberryPiのIPアドレス>:8581
初回アクセス時にユーザー名とパスワードを設定します。 管理画面のQRコードをiPhoneの「ホーム」アプリで読み込むとブリッジが追加されます。
プラグインのインストール
管理画面の「プラグイン」タブから検索してインストールできます。 または以下のコマンドでインストールも可能です。
sudo npm install -g --unsafe-perm homebridge-<プラグイン名>
サービスの管理
# サービスの状態確認
sudo systemctl status homebridge
# サービスの再起動
sudo systemctl restart homebridge
# ログの確認
sudo journalctl -u homebridge -f
実際の使用構成
部屋の電気(赤外線リモコン制御)
Raspberry Piに赤外線受信モジュールとLEDを接続し、照明のリモコン信号を学習させています。
homebridge-cmd4経由でスクリプトを呼び出す構成です。
詳細な作成方法はRaspberry Piでリモコン作成のメモを参照してください。
温度・湿度センサー(DHT11)
Raspberry PiにDHT11センサーを接続し、部屋の温度・湿度をiPhoneのホームアプリでリアルタイム確認できるようにしています。 センサーの接続方法はRaspberry Piのメモを参照してください。
PCのWake on LAN起動
homebridge-cmd4からwakeonlanコマンドを呼び出す構成です。
iPhoneのスイッチをONにするだけでPCが起動します。
Wake on LANの設定方法はWake on LANのメモを参照してください。
Proxmox VM管理
homebridge-proxmoxを使いProxmox上のVMの起動・停止をiPhoneから操作できるようにしています。
Proxmoxの管理画面を開かずにSiriやホームアプリからVM操作ができます。
注意点
- IPアドレスが変わると管理画面にアクセスできなくなるため、固定IPまたはDHCP予約の設定を推奨します
- microSDカードは消耗するため、定期的なバックアップと耐久性の高いSDカードの使用を推奨します
- プラグイン設定を変更する際は変更内容をメモしておくと、トラブル時の復旧が早くなります
まとめ
Homebridgeを使うことでHomeKit非対応のデバイスもiPhoneのホームアプリに統合できます。
特にhomebridge-cmd4は専用プラグインのないデバイスにも対応できるため、自作の赤外線制御やスクリプト経由の操作など幅広い用途に活用できます。